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世界イノベーション指数 スイス1位・中国29位

(情報ソース:人民網)

世界知的所有権機関(WIPO)、米国コーネル大学、ビジネススクールのインシアードは17日、2015年グローバルイノベーション指数を共同で発表した。世界で最もイノベーション力をもったエコノミーにはスイスが選ばれ、2位から5位には英国、スウェーデン、オランダ、米国が並んだ。中国大陸部は昨年と同じ29位だった。

同指数は今回で8回目の発表となる。世界の141のエコノミーに対し、79の指標を用いてイノベーション力や重要なイノベーションの成果を評価した。

今回の指数でも前年に続き、高所得のエコノミーが上位25位に並んだ。全体としてみると、欧州諸国は引き続きイノベーションで力強い動きをみせ、上位10位のうち8位を占め、ドイツ(12位)やフランス(21位)などの大国も順位を上げた。北米地域では米国の5位が最高で、カナダは16位だった。

東・南アジア地域とオセアニア地域のエコノミーは半数が40位以内に入り、溢れるイノベーションの活力をうかがわせた。これら地域ではシンガポール(7位)と香港地域(11位)が引き続き上位に並び、韓国(14位)、ニュージーランド(15位)、日本(19位)も上位20位入りした。

大学の活動、学術論文の影響力、特許出現件数などの指標でイノベーションの質をはかった場合、米国と英国が1位、2位を占める。イノベーションの質で高得点を与えられた新興経済体には中国、ブラジル、インドが並んだ。ここ数年は中国の得点が上昇を続けており、他の中所得国との開きが徐々に拡大している。

今回は中南米地域のイノベーションに大きな改善がみられたが、この地域のイノベーションの潜在力は今後の開発が待たれる。メキシコ(57位)、ブラジル(70位)、アルゼンチン(72位)などのエコノミーはこの地域のイノベーション指数の平均を上回った。

WIPOのフランシス・ガリー事務局長は、「それぞれの発展段階にある国にとって、イノベーションは経済成長の促進に深く積極的な影響を与えている。だがこうした見通しは自動的に実現するものではなく、すべての国が政策の最良の組み合わせを見いだし、イノベーションと創造の潜在力を活性化することが必要だ」と述べた。

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