情報ソース：中国知識産権報

2015年3月19日、世界知的所有権機関（WIPO）が発表したデータによると、中国の国際特許出願件数が大幅に伸びて、世界で唯一、2桁の伸びを記録した国であった。

WIPOによると、2014年に特許協力条約（PCT）に基づいて出願された特許件数が最も多かったのは米国（6万1492件）で、次に、日本（4万2459件）、中国（2万5539件、同18．7％増）と続いた。

部門別では、技術分野35項目のうち、コンピューター技術に関する特許出願が1万7653件で最も多かった。技術分野の項目別出願数トップ10のうち、前年比で最も増えたのはコンピューター技術関連（19．4％増）で、医療技術関連（17．1％増）、デジタル通信関連（14．5％増）と続いた。

企業別では、中国の通信機器メーカー・華為技術が最多で3442件、米国のクアルコムが2409件、中国の中興通訊（ZTE）が2179件と続いた。昨年首位だった日本のパナソニックは1682件で4位に転落。中国ハイテク企業の技術革新での進歩を浮き彫りにした。