中国、五大特許庁の有効特許データを無償提供
情報ソース:国家知的財産権局
中国国家知的財産権局(SIPO)は最近、特許データサービスの試験システムを開設し、中国、米国、ヨーロッパ、日本、韓国の特許当局の有効特許データを無償で提供することを発表した。これにより、中国の特許データサービス試験システムは世界で初めて、自国の特許情報を無償で提供するだけではなく、海外の特許データも無償で提供するプラットフォームとなる。
国家知的財産権局の甘紹寧副局長は、「特許情報資源の開放及び有効利用により、イノベーションの主体である企業が世界のハイテク研究開発成果や業界の最新動向を速やかに把握できるようになり、ビジネスチャンスに繋ぐことができる。そして、知財侵害を避けることができ、国際市場における競争力を向上させることに役立ち、企業の海外進出をサポートできる」と話す。
特許データサービス試験システムは中、米、欧、日、韓の有効特許データのダウンロードと更新を無償で提供するものであり、データ総量は世界の有効特許全体の80%を占める。試験システムでは20種類の特許データが提供され、書誌事項、特許全文のテキスト、図面、英語の要約などがカバーされている。