トムソン・ロイター、中国特許出願数世界一と
情報ソース:中国新聞網
グローバル情報サービス企業であるトムソン・ロイター所属の知的財産権および科学技術事業部は、10月29日に最新の研究報告書を発表した。
「報告書」によると、ここ数年、中国は特許分野において著しい進歩を遂げ、特許出願件数が大幅に増え、世界のトップになったと記載された。2013年末までに、中国特許出願件数は60万件を突破し、米国、日本を上回っている。
中国の特許出願は製薬分野において最も速い成長の勢いを示し、この中、アルカロイドと植物エキス分野は約世界シェアの80%、活性医薬成分分野は約世界シェアの60%を占めている。但し、これら特許出願は、米国のように大学または企業によるものではなく、個人発明者によるものが大多数である。
一方、報告書は、中国の技術革新は大きな躍進を遂げたが、国外への特許出願件数は依然に低いレベルに留まっており、特許出願総件数の5.3%のみ占めている。日本の36%と米国の51.1%にはるかに及ばないと指摘した。
華為(ファーウェイ)、阿里巴巴(アリババ)、京東方(BOE)、聯想(レノボ)、騰訊(テンセント)、中芯国際(SMIC)をはじめとする中国のグローバル企業は発展が急速で、特許に関する国際的な枠組みにおいて、重要な位置を占めている。
また、「中国特許事務発展戦略(2011-2020)」によると、2015年までに、中国の専利(特許、実用新案、意匠)の年間出願数は200万件に達するという見込みである。